検索エンジン「A9.com」正式版

arakawanet2004-09-16

インターネット小売大手の米国「Amazon.com」は、2003年に9月に「A9.com」と呼ばれるショッピングのため検索エンジンを開発することを発表し、今年の2004年4月に「A9.com」β版を密かにリリースしていたが、14日の夜(米国時間)に「A9.com」正式版を公開した。

A9.com」β版では、独自の検索技術に加えてGoogleやA9、Amazon、Alexa(別のAmazon子会社)の技術を組み合わせて実装され、検索結果の表示画面の右側に窓(ウインドウ)が表示され、これをクリックすると関連書籍やユーザーの検索語履歴を見ることができた。検索語に関連するAmazon.comの書籍情報も見ることができた。

今回公開された「A9.com」正式版は、ウェブ検索をパーソナライズ化するため開いたウェブページのナビゲートや注釈付けて保存することが可能になりユーザーの好みに合いそうなサイトを推薦する機能が追加されパワーアップしている。

A9.com」β版では、検索エンジンを評価するときに使用する定番の検索語で簡単なテストを行い日本語環境に対応できていることを確認していた。ただ、使用する検索語によっては検索結果に満足できないケースもあったが、荒川ネットが上位に表示されていたので「A9.com」正式版では一般的な検索結果の精度の向上を期待していた。